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私のカメラ遍歴その1


この度、家族会議(ただし議員は妻と私の2名)の過半数賛成により
新デジカメを購入することになり、そこで古いカメラは下取りに出そうということになった。
「最後のお別れ」ということで私のカメラの思い出を書いておきたいと思う。
写真手前が父が使っていたOlympus PEN S、
奥が今は亡き祖母が使っていたOlympus PEN EEである。

小学生の頃には鉄道好きな友人がいたりして、
私にとってカメラは「鉄道のためのアイテム」という印象がとても強かった。
友人が鉄道の写真を撮ってきては見せていたが、
それを羨ましく思いつつも高校を卒業するまで
自分のカメラというものを持つことはなかった。

「いつも絞りは○○に固定してるからいじらなくていいから、
シャッタースピードを晴れてる日には○○、
曇っている日には○○にすればいいから」とかいう説明をしていたようだが、
子どもの私にとってそんな話は大変にわかりにくいものだった。

今ではある程度の理解はしているが、
その場に応じて機械等の助け無しで正確な露出を決めることはできないだろう。
フルオートでやれてしまう現代では「よくこれでちゃんと撮れたなぁ」と感心するしかない。

「(今もそうかもしれないが)昔の戦争の写真って、やっぱりこうやって撮ってたのだろうか」
と思うともはや昔の人を尊敬するしかない。
父はカメラ好きだったからまだ良かったが、
母や私が撮った写真はずいぶん露出がおかしくて失敗した写真が沢山アルバムに残っている。
フィルム付カメラがあればもっとまともな写真が入ってたのだろうけど(笑)。

右は父が使っていたカメラのレンズ部分の写真である。
手前側から、シャッター速度(125とか書いてある銀色のリング)、
ピント(2,3,5とか書いてある黒いリング)、絞り(小さい銀色のリング)となっている。
こんなに小さいレンズなのに絞りはF2.8-22となっているから
恐ろしく明るいレンズだったんだなーと今になると思う。
私には難しくて結局ほとんど使わ(え)なかった。

こちらは祖母が使っていたカメラ。
写真ではわかりにくいかもしれないがレンズの周囲が
透明になっていて、ここで光を感知するそうだ。
露出アンダーならシャッターを半押ししたときに
ファインダーから赤いベロが出て写真が撮れないような仕組みになっている。
ASA(今で言うISO)をダイヤルでセットするだけでピント調節も付いていない。
電源不要でこんなことができるとは優れたカメラだと言えるだろう。
つくば万博の時に携えていった思い出のカメラである。
修学旅行に持っていったような気もするが、
友人がAE-1だのF1だの持っていて殆ど使わなかったような気がする。
友達が凄いカメラをもっていて羨ましかったとか、
ひるんだとか恥ずかしいとかそういうのではなくて、
友達が綺麗に撮ってくれるなら自分で苦労して撮る必要は無いと思ったんだと思う。

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Posted by sak 改め Saxan. at 2005年03月19日17:59

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