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シュレーディンガーの猫

量子力学は難解とされる学問の1つですが
そのエピソードの1つとして
「シュレーディンガーの猫」というものがあります。

詳しい説明は「コペンハーゲン解釈」関連の
色々なサイトで書かれていますから省略しますが
要するに、観測者の行動が結果に影響する、ということです。

今あなたが見ているこの画面は
あなたが見ていない時とは
違っているかもしれない。

写真を撮るか撮らなかったかで
いや、ファインダーを覗いたか覗かなかったかで
それ以前に、その被写体を撮ろうと決めた時点で
被写体に変化を与えてしまったかもしれない。

蛙を撮るときに接着剤で貼り付けるとか
そういうレベルの低い話じゃないですよ。
被写体は月でも、もっと遠い天体でも良いのです。

宗教だか哲学だかの命題で
「世界中の誰もが月(moon)を見ていない瞬間があったとして
その瞬間に月はあると言えるのか?」というのがあるそうですが
量子力学を論ずる人たちも同様の議論をしているのは面白いです。

こういう考えを聞いてしまうと
迷うことが怖くなります。  


Posted by sak 改め Saxan. at 2008年01月12日15:57